えっ!こんなお店でも働き方改革!DX化が進んでいた!
杉山 晃浩
先日ランチに立ち寄ったお店でDX化の波を感じることができました。
そのお店は、宮崎市の外れにあります。正直なところ、お目当ての店が軒並み店休日だったために、偶然たどり着いたお店です。民家を改装した古い定食屋というたたずまいです。お店の名前は、いなか家さんです。
店内に入ってすぐに券売機があります。券売機で職権を購入すると、すぐにその情報が調理場に伝わり調理が開始されるとのことです。このシステムならば、注文取りの時間、注文と厨房に伝える時間、会計の時間のいずれも短縮されます。さらに、会計帳簿の入力の手間も省けますね。労働力不足、業務効率向上対策を実現していることにびっくりしました。
その一方で、失っているものもあります。それは、サービスです。券売機の前で悩む時間はありません。後ろから『早くしろよ!』の視線が感じられます。メニュー数が多いので本当はゆっくり選びたいものです。なお、お店側はセットメニューはどれでも好きなもの2種でお値段一緒にしています。なので、券売機にない組み合わせなども店員に注文することでOKなのだそうです。店員さんに直接聞いた裏技でした。
はじめて来店する人へのアナウンスを十分にしておかないと、いろいろと不満の種になってしまうのでその解消も重要だなぁと感じたところでした。
いずれにしても、お金をかけて働き方改革を実行し、人手不足対策をするということは素晴らしいと感じました。
もしかしたら、厚生労働省の助成金を使っているのかもしれません。
ここでDX化の設備導入に使える基本的な助成金をご紹介します。
業務改善助成金と言います。詳細については厚生労働省のホームページをご覧になってください。でも、内容が多いので、簡単にまとめてみました。
2024年度の業務改善助成金の概要
制度概要
業務改善助成金は、生産性向上を目的とした設備投資や人材育成に対する費用を助成します。また、事業場内最低賃金の引上げが条件です。
対象事業者
中小企業・小規模事業者であり、事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が50円以内であること。
助成内容
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助成率について
業務改善助成金の助成率は、助成対象となる経費の一定割合を助成するものです。助成率は、中小企業の規模や事業内容、取り組む内容によって異なります。例えば、生産性向上に繋がる設備投資の場合、助成率は最大で3/4(75%)です。ただし、特例が適用される場合はこの限りではありません。
上限額について
上限額は申請内容や事業の規模に応じて異なります。基本的な上限額は50万円から数百万円まで幅があります。具体的には、最低賃金引上げに伴う生産性向上設備の導入などの取り組み内容によって決定され、特例措置が適用される場合はさらに上限額が引き上げられることがあります。
特例
特例が適用されると、助成上限額や助成率が引き上げられます。
申請手続き
交付決定後に計画通り事業を進め、結果を報告することで助成金が支給されます。
いかがでしたか。
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