労働保険事務組合晃和会の総会が終わりました

杉山 晃浩

労働保険事務組合晃和会は任意団体として、平成18年4月1日より厚生労働省認可の下で業務を開始しました。

労働保険事務組合とは、中小企業の経営者が労働保険に関する事務処理を効率的に行うための組織です。
これは労働保険の手続きを専門的に行うことで、事業主の負担を軽減し、適切な労働環境を維持する役割を果たします。
具体的には、労働保険の申告・納付手続き代行、年度更新における保険料の計算などをしています。晃和会では、会員向けに労務監査システムや自社採用サイト構築支援システムなどの利用料を割り引くサービスもしています。
事業主は労働保険事務組合に加入することで、事務処理の手間を省き、法令遵守を確実にしながら、本業に集中することができます。

労働保険事務組合の総会は、年に1回行われます。母体が社労士事務所の労働保険事務組合では、7月の中旬以降に総会を開催する場合が多いように感じます。

総会で最も重要なことは、労働保険料を1件の滞納を無く回収し、労働局に納付できていることの報告です。もしも、法定納期日までに委託事業主から労働保険料交付が受けられなかった場合は、滞納事業場が発生することになります。ひとたび滞納事業場が発生すると、保険料の納付方法の変更の手間、滞納事業場報告の作成と届出、督促状況報告など、事務量が一気に増加します。ちなみに、督促金額に対して、法定納期限の翌日から2カ月を経過するまでは年7.3%、その後の期間については年14.6%(1日あたり0.04%)の割合で延滞金が計算されます。かなりの負担になりますので、くれぐれも延滞しないようにしましょう。
労働保険事務組合晃和会では、社長さんや建設業一人親方の労災保険特別加入を取り扱っています。加入を検討されている方は、労働保険事務組合晃和会までお問合せください。


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