セクハラ町長やセクハラ社長の記事が世の中に出回っていますが…企業にはハラスメント防止義務が課せられていますよ!

杉山 晃浩

セクハラ99件の岐阜県岐南町の小島英雄町長やENEOSグループでは3年連続3人のトップがセクハラ辞任・解任など、世の中ではセクハラに対して風当たりが強くなってきています。

このような動きは、行政や大企業に限ったことではありません。中小企業では、もっと深刻な状況に陥っている会社もあるのです。

昭和のワイドショーやバラエティ番組を見て育ってきた、中高年齢者にとっては、今どきのセクハラの基準が理解できていないかもしれません。

 

ところで、企業にはハラスメント防止義務が課せられているのはご存じですか?

そんなこともあり、企業研修の依頼が増えてきています。

でも、ハラスメントの防止なんていうものは、企業文化として根付かなければ全く意味を成しません。

長期的視点で、ハラスメント根絶を考えるのが良いですね。

ちなみに、中小企業がセクハラトラブルに巻き込まれないためには、以下のような対策を実施することが重要です。

  1. セクハラ防止教育の実施:全従業員を対象に、セクハラの定義、具体例、被害を受けた時の相談窓口などを含む教育を定期的に実施する。
  2. 明確なガイドラインの策定と周知:セクハラに関する企業の方針、処罰規定を明確にし、従業員に周知する。
  3. 相談窓口の設置:気軽に相談できる内部または外部の相談窓口を設け、秘密を保持する体制を整える。
  4. 迅速な対応体制の構築:セクハラが発生した際には迅速に調査し、公正な処理を行う体制を確立する。
  5. 職場の風土改善:職場内のコミュニケーションを促進し、尊重と理解のある職場環境の醸成を目指す。

さあ実践してください。

 

『はい。わかりました。』と素直に行動に移せる会社はほんの一握りです。ほとんどの会社は、『うちでは、ハラスメント事案は問題となっていないから大丈夫。関係ない。』と根拠のない自信をベースに、何らのアクションも起こしません。

 

そもそも何がセクハラに当たるのかわかっていない中高年者が旗振りしてもダメですよね。思い切って若い世代にお願いしましょう。

厚生労働省から、「職場における・パワーハラスメント対策・セクシュアルハラスメント対策・妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント対策は事業主の義務です︕ 」といった68ページにもわたるパンフレットが無料でダウンロードできます。あとは、社長か、人事責任者か、人事担当者が、このパンフレットを読み込んで、従業員教育すれば済むだけのことです。

その後は、風化しないように、しっかりと社内体制を強化して、フォローしてくださいね。

たった1度研修しただけではだめですよ。

 

ハラスメントが発生したときに、社内に相談窓口を作らなければいけないという決まりがあります。しかしながら、小規模、零細企業では、相談に応じることができる人材がいない可能性が高いですね。

相談窓口スタッフに求められる4つの特性を並べてみました。

  • 中立性:公平無私で偏見がないこと。
  • 専門知識:セクハラや労働法に関する知識があること。
  • 秘密保持:相談内容を厳守できること。
  • コミュニケーション能力:相談者の話を丁寧に聞き、適切なアドバイスができること

これらすべてを満たしたスタッフなどそういません。どれか一つでも特性を持っていればラッキーですね。

最も重要な特性は、中立性です。理由としては、相談窓口が公平で偏見のない立場を保つことが、相談者が信頼して相談できる環境を作る基盤となるからです。中立性が保たれていないと、相談者は不公平な対応を受けることを恐れ、重要な情報を共有しなくなる可能性があります。その他の能力も重要ですが、信頼と安心の基礎となる中立性が最優先されるべきです。

それでは、どのようにして中立性を持ったスタッフを探したらよいのでしょうか。次の4つのプロセスを社内に構築してください。

公平で偏見のない立場を保つスタッフを探すためには、以下のステップを検討してください:

  1. 従業員の選考基準の設定:中立性を評価するための具体的な基準を設定します。
  2. 面接プロセス:候補者の中立性や判断力を評価するための質問やシナリオを用意し、面接で活用します。
  3. 参照確認:以前の職場での候補者の行動や判断を理解するために、参照を確認します。
  4. 研修と評価:採用後、中立性を含む必要なスキルを高めるための研修を提供し、定期的に評価します。

いかがですか?『無理!無理!』なんて言葉が聞こえてきそうです。

杉山が、中立性を評価するための10の基準を作りました。ぜひ、みなさまにご活用いただきたいです。

【中立性を評価するための10の基準】

  1. 公平な判断の事例:前にみんなに公平だった時の話。
  2. 色んな人との協力:異なる背景を持つ人たちと上手くやってきた経験。
  3. けんかの解決:人々が意見が合わない時に、仲直りを助けたこと。
  4. 正しいことをする勇気:難しい状況で正しい選択をした話。
  5. 秘密を守る:大切な情報を他人に話さなかった経験。
  6. 自分を見つめ直す:自分の偏りに気づき、改善しようとしたこと。
  7. みんなの声を聞く:決断をする前に、様々な意見を聞いた経験。
  8. うまく話す能力:違う考えを持つ人とも理解し合える会話の仕方。
  9. プレッシャーに負けない:ストレスがある状況でも公平を保てる力。
  10. チームワーク:チームの意見を大切にして、みんなで協力する様子。

いかがですか?

ぜひ、みなさまの職場でもハラスメント防止、ハラスメント対策をすすめてくださいね。

 

どうしてもできないときは、オフィススギヤマグループが支援しますので、気軽に声をかけてください。

 

 

 

 

 

 

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