宮崎日大学園の残業代発生にみる基本の大切さ!
杉山 晃浩
2021年の年末に宮崎日大学園の残業未払の記事が流れました。
教職員140人に対して1300万円の未払残業代です。
残業代だけで1人あたり約100万円ですね。
それではなぜこんなに高額な未払い残業代が発生したのでしょうか?
それは、変形労働時間制を運用するにあたり、基本ルールを守っていなかったからです。
基本ルールを守らなかった結果、特別扱いの規定は認められず、原理原則の取り扱いになってしまったのです。
実はこのようなことは日常茶飯事に起こっていると考えてよいでしょう。
たまたま発覚するか、発覚しないかだけのことです。
でも、発覚したときには『信用』という大きな代償を支払うことになります。
このようなリスクを防ぐためには、日ごろから社内のチェックが必要です。
人には人間ドックが必要なように、会社には労務監査があります。
労務監査とは、しっかりと社内環境をチェックすることです。
時間と費用はかかりますが、人間ドックと同様に年に1回の労務監査を検討してみませんか?
コチラが未払残業発生の記事です。
https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_58892.html
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