読書の時間_第十回『生き物の死にざま』

麻生智加子

こんにちは、杉山事務所の麻生です。

9月も後半に差し掛かりましたが、宮崎はまだまだ暑い日々が続いています。
昨夜の月は、中秋の名月でした。
皆さんは満月をご覧になりましたか?
私はすっかり忘れていたのですが、夜中ふと目を覚まし、寝室の窓から光が差し込んでいることに気づき、見ることができました🌕
とても大きくて、優しい光でした♡

さて、2024年もあと3ヶ月半というところですが、今年初の読書の時間をアップします(*^^*)

最近読んで、とても心に残っている本のご紹介です📗

著 者 :稲垣 栄洋
題 名 :『生き物の死にざま』
発 行 :草思社

こちらの本を一言で表現すると、「29種類の動物や虫などの死にざま」を紹介している本です。

「死にざま」と聞くと、生命の終わり…なんだか悲しい気持ちになりそうですが、読んでみてその印象はがらっと変わりました。

たしかに最終的にはどう死にゆくかが書かれてはいるのですが、全ての生き物が生命力に溢れているのです。

ここに書かれている生き物は、ただ何となく生きているのではなく、目的をもって、使命を背負って生きているように見えます。
その使命のためだけに生きて死んでいく。

きっと「使命を果たした」と安堵して死んでいくのではないかとさえ思える内容でした。

果たして、私が最期を迎えるとき「精一杯生きた!」と思えるだろうか?
そう思える人生でありたい、と強く思わせる本でした。

私が一番好きな話は、
卵を産めなくなった女王アリの最期──シロアリ
です。

「生き物の死にざま」=「生き物の生きざま」を考えることができる一冊でした(*^^*)

 

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