間違った努力が一番危険──サンクコスト効果で“生き残る会社”へ転換する
杉山 晃浩
■1章|「続けること」が危険に変わる時代
「ずっとこうしてきたから」
「ここまで投資したのだから」
「あと少しで成果が出るはず」
この言葉は一見前向きに聞こえます。
しかし、時代の変化が早い今の経営では、
最も危険な思考になり得ます。
✔採用難
✔人件費上昇
✔DX対応
✔評価される福利厚生
✔法改正の連続
✔市場縮小・構造変化
つまり…
従来の「努力すれば報われる経営」は
通用しなくなりつつあります。
■2章|サンクコスト効果とは?
サンクコスト(埋没費用)
=すでに投資済みで戻ってこないコスト(時間/お金/労力/名誉)
サンクコスト効果とは、
過去の投資に引きずられ、
未来を犠牲にする判断をしてしまう心理現象。
📍典型例
-
赤字事業から撤退できない
-
失敗した人材をいつまでも配置換え
-
使われないシステムを維持
-
効果ゼロの求人広告を継続
-
低成果の取引先に執着
過去の努力が
「やめる判断を妨げる」。
その結果…
変化に遅れた会社から先に淘汰される。
■3章|中小企業がハマりやすい“負の継続”の落とし穴
経営相談の現場で、最も多い2つの罠があります。
❌罠①:採れないのに求人広告を続ける
-
介護・飲食・運送など
→ 求人掲載 → 応募ゼロ → 掲載延長 → またゼロ
しかし本質は…
採用導線(魅力/伝え方/価値)が崩壊していることにある。
数を打てば当たる時代は終わったのです。
❌罠②:効果ゼロの取り組みをやめられない
-
社長が導入したDX
→ 使い方がわからず形骸化 -
福利厚生制度
→ 社員が恩恵を感じず不満だけ増幅
そして言い訳はこうなる👇
「せっかく入れたのだからもったいない」
➡ もったいないのは
未来を失うこと
■4章|「やめる勇気」が最速の成長戦略
「続ける勇気」より、
「やめる勇気」の方が価値が高い時代です。
なぜか?
無駄を捨てた瞬間、
経営資源(時間・人・予算)が解放されるから。
📌実際に起きた変化
| 業種 | やめたこと | 起きた成果 |
|---|---|---|
| 製造業 | 形骸化した品質改善会議 | 月20時間削減&現場改善が加速 |
| 介護事業所 | 不人気シフトの無理割り | 離職急減&満足度向上 |
| 飲食店 | 効果なし広告費削減 | SNS採用へ転換→定着型採用成功 |
捨てることで、未来が始まる。
■5章|3年後から逆算する経営へ
過去を起点にすると
「できること」しか選べません。
未来を起点にすると
「必要なこと」が見えてきます。
ゴールは、“3年後どうなりたいか”。
逆算するとこう変わる👇
| 過去起点の経営 | 未来起点の経営 |
|---|---|
| 今の延長線で考える | あるべき姿から逆算 |
| とりあえず採用 | 将来人材要件を定義 |
| 現場任せの育成 | 仕組みで育成を標準化 |
| 業務に人を付ける | 人に合った成長導線を作る |
■6章|オフィススギヤマの役割:3年後ナビゲーター
経営者だけで
採用・育成・DX・労務・DC
を統合するのは負担が大きい。
だからこそ、
専門領域を掛け算して伴走できる
3年後ナビゲーターが必要なのです。
オフィススギヤマグループは👇
✔採用定着
✔DX(AI/RPA/業務効率化)
✔企業型DC導入支援
✔人事制度・労務リスク管理
✔心理学を軸にしたマネジメント支援
「人×仕組み×未来」
を同時に動かす支援です。
■7章|結論:間違った努力は、最大の損失
一番危険なのは…
過去を守るために未来を壊す経営
逆に、
未来のために過去を捨てる経営が
会社と社員の可能性を広げます。
・採用
・育成
・定着
・DX
・福利厚生(DC)
・法令遵守と心理安全性
これらは全て
未来の投資です。
■最後に:今すぐできる一歩
📌 無料:3年後経営診断シートプレゼント
「何をやめて、何を強化すべきか」がすぐに分かります。
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正しい努力を積み重ねた会社だけが
変化の波を、追い風にできる。
オフィススギヤマは、
あなたの3年後に責任を持ちます。