中小企業の声を集め、未来に役立つ情報へ ― 2026年「未来づくり経営アンケート」

杉山 晃浩

最低賃金の上昇、採用難・定着難、DX化の遅れ、労務トラブルの増加――。
ここ数年、中小企業を取り巻く経営環境は、確実に厳しさを増しています。

私たちオフィススギヤマグループにも、
「何から手を付ければいいのか分からない」
「投資の方向性に迷っている」
「将来の話をしたいが、日々の対応で手一杯」
といった相談が、以前にも増して寄せられるようになりました。

こうした声に共通しているのは、経営者が怠けているわけでも、判断力がないわけでもないということです。
むしろ、多くの経営者が真剣に考えているからこそ、迷いが生じているのだと感じています。


「何が正解か分からない」時代に起きていること

2026年を見据えた経営において、今もっとも難しいのは
「情報は多いが、判断材料が整理されていない」という点です。

・賃上げが必要なのは分かっている
・採用や定着に手を打たなければならない
・DXや業務効率化も気になる
・労務リスクも放置できない

ただ、それらをどの順番で、どの程度の力をかけるべきかは、会社ごとに違います。
にもかかわらず、世の中には「これをやれば正解」という単純な答えがあふれています。

私たちは、こうした“正解らしき情報”を一方的に発信することに、少し違和感を持っています。


中小企業の未来は、中小企業の「今」からしか見えない

そこで今回、私たちは
中小企業のリアルな声を集めるための「未来づくり経営アンケート」を実施することにしました。

このアンケートの目的は、とてもシンプルです。

  • 今、経営者は何に悩んでいるのか

  • どこに力を入れようとしているのか

  • 何が後回しになっているのか

こうした“現場の実感”を集め、
2026年に向けて本当に役立つ情報発信につなげていくこと。

机上の理論ではなく、
実際の中小企業の状況をベースにした情報だからこそ、
意味のある発信ができると考えています。


アンケートは「経営の棚卸し」にもなります

このアンケートは、すべて選択式で、回答時間は約3分。
忙しい経営者の方でも、負担なくお答えいただける内容です。

一方で、質問の中身は
「なんとなく考えてはいるが、言語化できていないこと」
を整理できるように設計しています。

そのため、
「答えてみたら、自分の考えが整理された」
「頭の中が少しスッキリした」
という声も、これまでに多くいただいています。

アンケート=情報提供、というよりも、
経営の現状を見直す小さなきっかけとして活用していただければ幸いです。


回答いただいた方には、フィードバックも行います

今回のアンケートでは、
ご回答いただいた企業様に対し、アンケート結果のフィードバックも行います。

これは、
「協力して終わり」
「情報を集めるだけ」
という関係にはしたくない、という私たちの考えからです。

集まったデータを分析し、
・今、同じ規模の企業がどんなテーマを重視しているのか
・どの分野に不安が集中しているのか
といった視点で整理し、今後の情報発信に活かしていきます。


売り込みのためのアンケートではありません

ここで、あらかじめお伝えしておきたいことがあります。

このアンケートは、
無理な営業や、しつこい売り込みを目的としたものではありません。

私たちは社労士・専門家として、
「困ったときに、思い出してもらえる存在」でありたいと考えています。

だからこそ、
まずは情報を整理し、
経営者の判断に役立つ材料を提供することを大切にしています。


中小企業の未来は、ひとりで考えなくていい

経営は孤独だ、と言われます。
確かに、最終判断を下すのは経営者自身です。

しかし、
悩みや迷いの“素材”まで、ひとりで抱え込む必要はありません。

同じ立場の経営者の声を集め、
そこから見えてきた傾向を共有する。
それだけでも、判断の精度は大きく変わります。


ご協力のお願い

このアンケートは、
中小企業の未来を、少しでも良い方向へ進めるための取り組みです。

ぜひ、あなたの声をお聞かせください。
回答は、以下のページから行えます。

👉 2026年「未来づくり経営アンケート」
https://forms.gle/uJf5FwTXwKtFbzvq8

あなたの一つの回答が、
誰かの経営判断を助け、
そして、あなた自身の未来にも返ってくる。

そんな情報発信を、私たちは目指しています。

お問い合わせフォーム

労務相談、助成金相談などお気軽にご相談ください。