採用ページを作っただけで安心していませんか ― システム次第で採用は失敗します
杉山 晃浩
「採用ページは作っています」
最近、そう話す経営者が増えました。
確かに、以前に比べれば
自社ホームページに採用ページを持つことは、特別なことではなくなっています。
しかし、実際の現場ではこうした声をよく聞きます。
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採用ページを作ったのに応募が来ない
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何が悪いのか分からない
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とりあえず人材紹介に頼るしかないと思っている
問題は、採用ページを作ったこと自体ではありません。
その採用ページが、どのような仕組みで作られているかを理解しないまま、安心してしまっている点にあります。
「採用ページは作りました」で止まっている会社が増えている
採用に悩む会社ほど、最初にこう考えがちです。
「まずは採用ページを作れば何とかなるだろう」
もちろん、採用ページがないよりはあったほうが良い。
これは間違いありません。
しかし、採用ページは
作った瞬間に成果が出る魔法の装置ではありません。
採用ページはあくまで“入口”です。
しかも、その入口が正しく機能しているかどうかは、外からは分かりにくいのです。
自社採用ページにも「種類」があるという事実
ここで、多くの経営者が見落としている重要なポイントがあります。
それは、
自社採用ページにもいくつかの種類があるということです。
見た目は同じような採用ページでも、
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求人として認識される構造
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そうでない構造
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別の扱いになる構造
があります。
デザインや文章だけを見ても、この違いは分かりません。
違いを生むのは、採用ページを支えているシステムです。
なぜ求人サイトに掲載される会社と、されない会社があるのか
「うちは採用ページを作っているのに、求人に表示されない」
こうした疑問を持つ経営者も少なくありません。
理由は単純です。
採用ページの中には、
求人として情報を拾ってもらいやすい構造のものと、
拾われにくい構造のものがあるからです。
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職種情報の持ち方
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勤務地や雇用形態の整理のされ方
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応募導線の設計
これらは、採用ページの「見た目」では判断できません。
つまり、
同じように見える採用ページでも、採用の土俵に上がれていないケースがある
ということです。
知らないうちに「人材紹介扱い」になっているケース
さらに注意が必要なのが、
特定の採用ページ作成システムを使った結果、
知らないうちに人材紹介扱いになるケースです。
経営者の多くは、こう考えています。
「自社の採用ページだから、自社採用のはずだ」
しかし、仕組み次第では、
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応募の流れ
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契約関係
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費用の考え方
が、自社採用とは異なる扱いになることがあります。
ここで怖いのは、
「知らなかった」では済まされない点です。
採用コストや契約条件に影響が出る可能性もあり、
後から気づいても、簡単に引き返せないケースもあります。
デザイン重視の採用ページが陥りやすい落とし穴
最近は、デザイン性の高い採用ページも増えています。
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写真がきれい
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ストーリー性がある
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会社の想いがよく伝わる
一見すると、とても良い採用ページです。
しかし、採用の成果という観点では、
デザイン重視が裏目に出ることも少なくありません。
なぜなら、
採用は「共感」だけでは成立しないからです。
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どんな仕事か
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どこで働くのか
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どんな条件なのか
こうした情報が、
仕組みとして正しく整理されていない採用ページは、
見られても応募につながらないのです。
事例:採用ページを作ったのに、人が来ない会社
ある中小企業では、
費用をかけて立派な採用ページを作りました。
社長はこう言います。
「これで採用は大丈夫だと思っていました」
しかし、数か月経っても応募はゼロ。
原因が分からず、焦りだけが募っていきました。
採用ページを確認すると、
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情報はあるが整理されていない
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求人として拾われにくい構造
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応募導線が分かりにくい
という状態でした。
会社が悪かったわけではありません。
問題は、採用ページの設計でした。
採用ページは「作る作業」ではなく「経営判断」
ここで、はっきりさせておきたいことがあります。
採用ページづくりは、
単なるホームページ制作の話ではありません。
それは、
採用戦略・コスト・リスクを含んだ経営判断です。
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どんな仕組みを選ぶのか
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誰に任せるのか
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何を優先するのか
この判断を誤ると、
「採用がうまくいかない会社」になってしまいます。
落とし穴にハマる前に、採用定着士に相談してほしい理由
採用ページの良し悪しは、
文章やデザインだけでは判断できません。
だからこそ、
仕組みを含めてチェックできる第三者の視点が必要になります。
採用定着士は、
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採用ページの構造
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採用システムの選び方
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採用後の定着までを含めた設計
を、トータルで考えます。
「採用ページはあるのに結果が出ない」
その状態こそ、相談のタイミングです。
まとめ|採用ページは「安心材料」ではなく「リスクにもなる」
採用ページを作った。
それだけで安心してしまうのは、とても危険です。
採用ページは、
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正しく使えば武器になる
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間違えば、採用失敗の原因になる
そんな両刃の剣です。
「うちは大丈夫だろうか」
少しでもそう感じたなら、
一度立ち止まって、採用の仕組みを見直してみてください。
オフィススギヤマグループでは、
採用定着士の視点から、
採用ページと採用全体の設計を整理する支援を行っています。
落とし穴にハマる前に、
専門家と一緒に確認することが、
結果的に一番の近道になるはずです。
採用定着士はあなたの傍にいます。