安売り採用は終わりにしよう ──ハード・トゥ・ゲット技法で企業の格を上げる
杉山 晃浩
■「来てくれるだけでラッキー」採用はもう限界
人手不足、最低賃金上昇、採用広告費の高騰。
中小企業の採用環境は年々厳しくなる一方…。
その結果、こんな言葉を耳にします。
「応募があるだけありがたい」
「とりあえず面接して、来てくれたら採用したい」
でも――その考えは、採用をさらに難しくします。
なぜなら、
“誰でもいい採用”は、応募者にも伝わるからです。
すると
・ミスマッチ採用
・早期離職
・教育コスト増大
という最悪のループに突入します。
採用で消耗し続ける企業は、実は
自ら“安売り採用”を選んでしまっているのです。
■「欲しいなら追いかけて!」ハード・トゥ・ゲット技法とは?
ハード・トゥ・ゲット技法とは心理学の用語で、
「手に入りにくいものほど、価値を高く感じる」
という現象を利用したアプローチです。
▼例(恋愛でも採用でも共通)
・自分を高く評価してくれる存在は追いたくなる
・誰からも選ばれない人には魅力を感じづらい
・“限定・特別・選ばれた感”が人の心を動かす
つまり採用においても、
「ウチは誰でも採用する企業ではない」
と明確に打ち出すことで
応募者は“選ばれたい”心理が働きます。
■採用現場で起こりがちな“逆効果”な言動
採用担当者が善意でこう言います。
「未経験大歓迎!誰でも活躍できます!」
しかし、応募者の脳内には
このように変換されることがあります。
「誰でもできる仕事なんだな」
「ここじゃなくてもいいよね」
安売り採用は、魅力を落とす。
魅力を落とせば、良い人は来ない。
採用の不振は、
商品=会社のブランド価値の低下なのです。
■“選ばれる企業”になるための3ステップ
オフィススギヤマが取り入れている
ハード・トゥ・ゲット採用設計をご紹介します。
📌 STEP1:採用基準の明確化(フィルタリング)
・求める人物像
・求めない人物像
・評価基準
・育成方針
これを言語化するとこう言えます👇
「私たちは理念と行動が一致している方しか採りません」
応募者は
「自分は選ばれる側だ」と認識します。
📌 STEP2:面接で「企業側も選ぶ姿勢」を見せる
質問例:
・当社を選ぶ理由を他社と比較して教えてください
・理念のどの部分に特に共感しましたか?
・この仕事の何に誇りを感じられますか?
応募者が企業に合わせる構図をつくる
これが大事です。
📌 STEP3:内定辞退を防ぐ“選ばれた感”演出
・あなたを採用した理由を伝える
・オンボーディング(定着支援)を明示する
・初日のアテンドを丁寧に行う
内定後こそ差がつきます。
入社前から「所属意識」が育つ
これが定着につながるのです。
■“安売り採用”では未来が創れない
採用強者の共通点は、
未来に投資していること
選ばれる社員は
選ばれる会社に集まります。
逆に言えば
会社の採用レベル=会社の未来レベル
です。
■自社で変化を起こすのが難しいなら
「どう見られているか」を社内だけで改善するのは困難です。
だからこそ
採用の専門家=採用定着士
の存在が役立ちます。
オフィススギヤマグループでは、
✔採用基準の設計
✔面接官トレーニング
✔内定辞退防止施策
✔入社後フォロー(定着支援)
✔福利厚生(企業型DC)による採用力向上
をワンストップで支援します。
▽結論
🔹安売り採用→妥協採用→離職→採用コスト増
🔹ハード・トゥ・ゲット採用→選ばれる企業→定着→未来投資
採用は
“会社の格”を上げる戦略です。
安売り採用を今すぐ脱却しませんか?
📩 オフィススギヤマグループへご相談ください
「採用できない」を「選ばれる」に変えましょう。