不健康なスタッフを抱えていると組織にとっては大きな損失を生み出します

杉山 晃浩

みなさまの会社では健康経営に取り組んでいますか?

日本中で労働力不足が叫ばれている現在、健康経営の実践が業務遂行能力のカギを握っています。

 

ところで、プレゼンティーズム(presenteeism)とアブセンティーズム(absenteeism)という言葉を知っていますか?

プレゼンティーズムとは「出社しているものの、何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状況」です。心身に不調をきたしている状態ですから、業務パフォーマンスが十分に発揮できず、健康なときと比較して生産性が低下してしまうことは容易に想像できますね。

健康なときには100の仕事ができるのに、プレゼンティーズム状態では50の仕事しかできなければ、業務効率は大きく変化します。残業時間の増加により、時間外労働割増賃金が発生したり、健康状態が悪化して業務遂行が不可能になるかもしれません。

アブセンティーズムとは「何らかの健康問題によって欠勤や休職している状態」です。健康問題による遅刻や早退などの不就労も含みます。組織に所属しているものの生産性は一切なく、マイナスばかりが積み上がる状態です。例えば会社負担の社会保険は、休職中であっても発生します。休職者がすべき業務を他のスタッフがすることで、過重労働になったり、不慣れな業務で作業効率が落ちたりします。最悪の状態ですね。

世の中のできる企業は、健康経営を重要な戦略の一部としてみています。健康経営のサイトにわかりやすい図がありましたのでご紹介します。

合資会社オフィススギヤマは、2018年より宮崎県で唯一健康経営優良法人の認定を継続している企業です。

すなわち、他社が健康経営を始める前から、健康経営の重要性を認識して組織として取り組んでいます。

健康経営優良法人2024は、令和5年10月20日で受付終了しました。まだチャレンジしていない組織では、来期に向けて今から準備をはじめられたら良いですね。

 

 

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