東京で意見交換会に参加してきました
杉山 晃浩
みなさまのメンターはどなたでしょうか? 私のメンターは、同業者、異業種を問わず、素晴らしい経営者のみなさまです。 去る6月6日に株式会社アックスコンサルティングの広瀬元義社長が主催された、社労士の未来をイメージする意見交換会に参加してきました。 株式会社アックスコンサルティングは、税理士・会計士のマーケティングで素晴らしい実績を築かれています。 今回は、われわれ社労士が、全国の税理士・会計士とどのように繋がれば世の中に価値を提供できるのか?をテーマにディスカッションを行いました。 今後は、事務作業のクラウド化が進み、主に記帳代行を請け負っている税理士・会計士、主に労務手続を請け負っている社労士には厳しい時代が来るのではないかということで意見が一致しました。 今後、今以上に求められるものとして、人に関するコンサルティングであることも意見の一致をみたところです。 ところで、『社労士は、人事・労務の専門家です。』と公言されている方は、本当に人事・労務の全てがわかるのでしょうか? 現実には、労務=労働事務に関しては、社労士試験の範囲が被っているために、全く知識がないという社労士はいないでしょう。 一方、人事とは、採用、教育・育成、人事制度などに関する分野です。これらについては、社労士試験の範囲外です。すなわち、特別に勉強しなければ、あるいは、経験を積まなければ、他人にコンサルティングできるはずは無いでしょう。 これからの社労士は、コンサルタント化しなければ生きていけなくなる時代が来るでしょう。 また、依頼者である経営者は、お付き合いレベルで社労士を選択することや表面上の顧問料の安さで社労士を選択することが、お金と時間の無駄になることを早く自覚しなければなりませんね。