Indeedが採用の流れを変える!
杉山 晃浩
Indeedが囲い込み戦略から、求人のプラットフォームへと変化をしていきます。
これまではIndeed内で作成された求人は、他の媒体に出ることはありませんでした。
でも、Indeedが戦略を変えたことによって、大きな変化が生まれます。
まず最初に訪れるのは、現在広く行われている求人原稿のクリック課金を選ぶと、リクナビにもIndeedの求人が反映されるようになります。リクナビのアクセス数はIndeedよりもかなり劣りますが、求人している企業からすれば、自社の求人情報がより多くの求職者の目につくようになるメリットがあります。
次の段階は、応募者一人あたりの課金となってきます。つまりIndeedが窓口となり、他媒体で応募があったとしても、1応募あたりいくらかお金が発生するようになります。Indeed側では応募者数で売上が変わるため、募集原稿を多くの媒体で表示させるようになってきます。例えば、Indeedに申し込んだ求人がengageに表示されるようになってきます。
現在計画されている最終段階は、2026年に採用者一人あたりの課金となります。人材紹介会社と一緒ですね。
これらの未来を踏まえて、中小企業の採用担当者がおさえておかなければならない事柄を以下にまとめておきました。皆様の会社の未来にもかかわる重要な事柄なので、必ず目を通してくださいね。
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現状の理解と柔軟な対応: 現在Indeedはクリック課金モデルを採用しており、有料枠の求人広告はIndeed内でのみ掲載されます。この状況では、中小企業の求人担当者は、掲載コストとクリック率のバランスを理解し、費用対効果が高い方法で求人を掲載することが重要です。
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新たな提携と広告の拡散: 近い将来、有料枠の求人がリクナビなど他のプラットフォームにも掲載されるようになるという点では、求人担当者はこれらの新しい出口を活用して、より広い範囲の求職者にアプローチすることが可能になります。この場合、広告の内容を複数のプラットフォームに適合させることが重要です。
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応募数に基づく課金モデルの準備: さらに将来的には、応募数に基づく課金モデルへの移行が予想されています。この場合、中小企業は、求人広告の効果を最大化し、求職者の応募を促すために、広告の質とアピールポイントに更に注意を払う必要があります。
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多様な広告媒体の活用: 応募数を稼ぐために、リクルート系以外の求人広告媒体にも掲載が拡大される予定です。中小企業の求人担当者は、異なる媒体の特性を理解し、それぞれに合わせた求人広告の戦略を立てる必要があります。
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採用数に基づく課金モデルへの適応: 最終的に採用数に基づく課金モデルが導入された場合、中小企業は採用プロセスの効率化と、採用成功率の向上に集中することになります。これには、選考プロセスの見直しや、より魅力的な職場環境の提供などが含まれるでしょう。
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データ駆動型の意思決定: どの段階においても、求人広告のパフォーマンスデータを収集し、分析することが重要です。これにより、求人担当者は、どの戦略が最も効果的であるかを理解し、適切な調整を行うことができます。
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予算管理とROIの最適化: すべての変化において、予算管理と投資対効果(ROI)の最適化は中小企業にとって常に重要です。広告費用と採用結果のバランスを取るために、継続的なモニタリングと調整が必要になります
最後になりますが、求人について不安な人事担当者は、次の無料セミナーを受講してください。新たな気づきが手に入ります。