すぐ辞める奴ばっかり来るのはなぜ? ラーメン屋がやるべきたった1つの対策
杉山 晃浩
◆店長の本音はみんな同じ
「面接ではニコニコしてたのに、入ってから別人」
「忙しくなった途端にバックレ」
「仕事教えても2週間で消える」
ラーメン屋の社長や店長から、毎日のように聞きます。
人手不足の宮崎、バイトの取り合い。
特に幹線道路沿いの店は、
周りに人が住んでない分、採用が超キツい。
気合と根性はある。
ラーメンへの愛もある。
なのに人で苦労ばっかり。
…そりゃあ、腹も立ちます。
だけど店長さん、落ち込む必要ありません。
実は…
辞める人を採ってしまっているだけなんです。
お客に合わない味を作ったら残すのと同じ。
人選びが間違っているだけです。
それなら、直せる。
◆すぐ辞める3大タイプ(実話ベース)
飲食の現場を何百社と見てきた私だから言えます。
辞める人は、ほぼこの3パターン👇
1⃣ 元気がない人
→忙しい店の空気に耐えられない
→挨拶できない人は続かない
2⃣ 汚れてることに無関心な人
→二郎系は特に清潔感が命
→麺伸ばすのはいいが、不潔は伸ばしちゃダメ
3⃣ 周りが見えない人
→指示待ち、空気読めない
→「言われてないので…」タイプ
これ全部、
面接5分で見抜けます。
逆に言えば
「良い人を採る」より
「悪い人を避ける」方が即効性あり!
◆解決策はたった1つ
気合だけじゃ長続きしない。
運任せの採用は、もう卒業です。
やるべきことはひとつ。
人事ポリシーを作ること。
読むだけで眠くなる学者の言葉じゃない。
ラーメン屋のための超シンプル解釈で言うと…
うちの店は、どんな人と働きたいのか
これを最初から決める
これだけです。
◆モデル店:宮崎市の幹線道路沿い「ラーメン福龍」
実際に想像してみましょう。
★市街地から15km
★農地に囲まれたロードサイド
★高校が3つ近くにある
★二郎インスパイア系が大人気
高校生&ガテン系の若者がメイン客。
だから必要な仲間は…
-
挨拶がデカい
-
汚れたシャツを放置しない
-
忙しくなるほど燃える
-
仲間と声を掛け合える
-
地元愛とラーメン愛がある
そう、
勉強できなくて良い。
気合だけじゃダメ。
行動できる奴が強い。
◆福龍人事ポリシー(完成形)
これを店の貼り紙にすればOK👇
◆福龍の仲間に必要な5つの力
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元気な挨拶
-
清潔第一
-
仲間と助け合える
-
速く動ける
-
福龍の味が大好き
シンプルだけど、超強い。
これが採用の“ものさし”になります。
◆面接はこうする!
高校生面接は特に注意。
質問は3つだけで充分🔥
1)部活やってた?ポジションは?
→頑張った経験を見抜く
2)好きなラーメンと理由
→味への愛を測る
3)忙しい時に意識したことある?
→周りを見る力を確認
答えが浅ければ不採用。
理由が語れる子は大当たり🎯
◆試用期間中はココをチェック!
「できる」「まだ」「できない」3段階でOK
□挨拶が声出てるか
□ユニフォームが清潔か
□混雑時に逃げてないか
□仲間を気にできてるか
□丼を丁寧に扱っているか
1ヶ月で合否判定。
ダメなら延長、最悪切る。
情けは店を潰す。
◆この仕組みのすごいところ
✅採用ミスが激減
✅店長が楽になる
✅高校生バイトが友達を連れてくる
✅忙しい時ほど一致団結
✅クチコミで強くなる
「宮崎のあの店、雰囲気いいよな〜」
という声が広まる。
ラーメンで勝つ前に
人で勝つ店になる。
◆まとめ:仲間選びで店は変わる
ラーメンは人が作る。
人は店が作る。
だから、
人選びを極めた店は、絶対に強い。
これからはこう言いましょう。
「気合だけじゃ採らん。
気合が続く人間だけ採る。」
それが結局、
社長の心も
スタッフの笑顔も
お客の満腹も
全部守ります。
◆最後に一言
辞める人を採らなければ、
解雇に悩む未来はこない。
採用は、未来のスープづくりです。
味がブレない店は、人がブレない店。
さあ、福龍のように
強い店を一緒につくりましょう🔥🍜