車に興味ゼロでも戦力に! 延岡整備工場の若手が育つ“人選びのルール”
杉山 晃浩
◆「アルファードって何ですか?」と言われた日
延岡で整備工場をやっていると、
ちょっと信じられない若者に出会うことがあります。
「お客さんの車、アルファードです」
「え…何スかそれ?」
_人人人人人人人人人人人人_
> マジで知らないのか!?! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
でも、現実なんです。
車離れ。
若者の価値観の変化。
クルマはただの移動手段。
車種の名前がわからない。
興味がないから覚えない。
話題が合わないから面白くない。
結果、辞める。
整備士不足が深刻な今、
この現実を無視するわけにはいきません。
◆延岡の整備業界は「変化のまっただ中」
延岡は旭化成のお膝元。
物流の街。
トラックが道を支配する街。
だからこれまでは
✅法人車(BtoB)
✅重整備
✅出張対応
この三つが主戦場でした。
しかし…
法人は必ず値引きを言う。
利益は時間と汗に見合わない。
この状態で生き残るのはキツい。
そこで今、多くの工場が
BtoC=一般車両のお客様
への転換を始めています。
特に
-
子育てファミリー
-
仕事で使うパパの普通車
-
新車リースユーザー
この層は
「安心」「説明」「気遣い」
を強く求めています。
つまり…
整備士も顧客対応力が必要な時代。
◆ベテランの背中だけじゃ教えきれない
現場には、誇るべきベテランがいる。
-
腕は最高
-
判断が速い
-
対応力もある
だけど
「言われなくてもやれ」が当たり前。
若手はこう思います👇
何をどうやればいいか分からないまま怒られる
結果
「向いてないっす」
とフェードアウト。
育たない。
採れない。
辞めていく。
延岡だけじゃなく
日本中にある問題です。
◆でも、諦めるのはまだ早い!
車への興味は
最初からある必要はありません。
なぜなら…
興味は「後から」育つもの。
技術は教えられる。
知識も教えられる。
人柄は教えにくい。
だから
入り口で間違えなければ、若手は必ず育つ。
その鍵が…
◆若手が育つ“人選びのルール”
延岡トラック整備の例をベースに
超シンプルにまとめました👇
✅採用で見るべき5つの力
-
誠実さ
嘘をつかない。ごまかさない。 -
身体の強さ
重い、汚い、暑い寒い。現場に負けない体。 -
元気な声と態度
顧客対応の基本は「声」と「表情」。 -
チームで動ける力
「自分だけ」じゃ事故のもと。 -
学ぶ姿勢
最初は興味ゼロでも
「覚えよう」とする奴は伸びる。
反対に、これは即アウト👇
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不機嫌顔がデフォルト
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時間にルーズ
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怒られたら言い訳
-
身なりや清潔感に無頓着
-
「自分で考えない」
どんなに器用でも取らない。
どんなに詳しくても取らない。
◆面接は短く、深く。質問はこれだけ!
たった4つの質問で見抜けます👇
1)学校やバイトで頑張ったことは?
→努力の方向性がわかる
2)友達や先輩にどう見られてる?
→客観視できる人は伸びる
3)怒られた時どうするタイプ?
→改善意識があるか確認
4)どんな働き方をしたい?
→価値観の一致が大事
回答より
理由が語れるかがポイント。
◆試用期間こそ“本採用判定の時間”
採用して安心しない。
試用期間でじっくり見極める。
チェック表はこれ👇
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声出しできてる?
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挨拶できてる?
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身なりが整ってる?
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仲間と連携できてる?
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教えたことを次に活かしてる?
1ヶ月ごとに評価。
改善なしは延長、最悪終了。
情だけでは会社も本人も不幸になります。
◆人選びが変わると、延岡は強くなる
✅辞めない
✅育つ
✅お客様に好かれる
✅名前で指名が入る
✅利益率が上がる
✅求人に困らなくなる
整備士不足の今だからこそ
人選びで勝つ会社が生き残る
延岡の整備工場が今選ぶ道は
「技術だけではない未来」。
◆まとめ:興味は後から育てればいい
こう覚えてください👇
車が好きだから整備士になる
時代は終わった。
誠実だから育つ
そんな若者を採る時代だ。
あなたが誇るベテランの技術と
若手の未来が交われば
延岡の整備はもっと強くなる。
◆最後に
ここまで読んだあなたは
すでに前に進んでいます。
延岡の道路を走る車の安全を守る仕事。
これは誇りある仕事です。
辞めない若手が育つ会社づくり、
一緒にやりませんか?
採用で悩む日々に終止符を。
未来を走る人材を、今日から採りにいきましょう🚚🔥