PIPの進め方|現場で使える実務設計
杉山 晃浩
「PIPをやった方がいいとは聞くが、どう進めればいいのか分からない」
「形だけやっても意味がないのではないか」
「逆にトラブルにならないか不安だ」
こうした声を多くいただきます。
実際、PIPはやり方を間違えると
・ただの形式的な指導になる
・社員の反発を招く
・結論ありきの制度と見られる
といった問題が起きます。
一方で、正しく設計されたPIPは、
👉 社員の改善・組織の納得・適切な判断
を同時に実現できる非常に強力な仕組みです。
本記事では、現場で使える形に落とし込んだ
PIPの実務設計の進め方を分かりやすく解説します。
なぜPIPは「やり方」で結果が変わるのか
PIPは、導入するだけでは意味がありません。
同じPIPでも、
・うまく機能する会社
・まったく機能しない会社
に分かれます。
この違いは何か。
👉 設計と運用の差です
例えば、
・目標が曖昧
・面談が形だけ
・途中で放置される
このような状態では、
👉 「やっているだけの制度」になります
つまり、
👉 PIPは制度ではなく“運用”がすべて
です。
PIPの全体像|まずは流れを理解する
まずは全体の流れを押さえます。
PIPは次の5つのステップで進めます。
① 目的を整理する
② 目標を設定する
③ 期間を決める
④ 面談・フォローを行う
⑤ 評価・判断をする
👉 シンプルですが、この順番が重要です
ステップ① 目的を明確にする
最初にやるべきことは、
👉 「何のためにやるのか」を決めること
です。
ここが曖昧だと、すべてがブレます。
例えば、
・本当に改善してほしいのか
・見極めのためなのか
この違いは非常に大きいです。
👉 ゴールが違えば進め方も変わります
ステップ② 目標設定のコツ
次に重要なのが目標です。
多くの会社で失敗するのがここです。
● よくあるNG例
×「ミスを減らす」
×「もっと頑張る」
👉 これでは改善できません
● 正しい目標設定
〇「○月末までにミス件数を半減する」
〇「手順通りに業務を行う割合を80%以上にする」
ポイントは、
👉 具体的に・測れる形にすること
です。
ステップ③ 期間設定の考え方
期間も非常に重要です。
・短すぎる → 改善できない
・長すぎる → 緊張感がなくなる
一般的には、
👉 1ヶ月〜3ヶ月程度
が現実的です。
ステップ④ 面談の進め方(実務の肝)
ここがPIPの最重要ポイントです。
PIPは「面談で決まる」と言っても過言ではありません。
● 面談の基本構成
① 現状の確認
② 進捗の確認
③ 課題の整理
④ 次の行動の確認
ここで大切なのは、
👉 指導ではなく“伴走”すること
です。
・一方的に指摘しない
・本人の考えを引き出す
・改善の方向を一緒に考える
👉 この姿勢が結果を変えます
ステップ⑤ 記録の取り方(トラブル回避)
見落とされがちですが、非常に重要です。
記録する内容:
・面談日時
・話した内容
・本人の発言
・合意事項
👉 「言った言わない」を防ぐ
PIPでやってはいけないNG設計
ここは必ず押さえてください。
・目標が曖昧
・面談が形式的
・途中で放置
・結論ありき
こうなると、
👉 PIPは逆効果になります
現場で使えるシンプル設計(簡易イメージ)
PIPは複雑にする必要はありません。
最低限、次の4つで構成できます。
・目標
・期間
・面談頻度
・評価基準
👉 この4つが揃えば動きます
ただし、
👉 実際に機能させるには設計が重要
です。
PIPが機能する会社の共通点
うまくいっている会社には共通点があります。
・上司がしっかり関与している
・感情ではなく事実で判断する
・継続的に運用している
👉 仕組みとして回っている
まとめ|PIPは「設計」で9割決まる
PIPは、
👉 やるかどうかではなく「どうやるか」
がすべてです。
・曖昧にしない
・感覚で進めない
・仕組みとして設計する
👉 これができれば、結果は大きく変わります
■ 次回予告
次回は、
👉 PIPの結果をどう判断するか(出口戦略)
を解説します。
■ ご相談ください
もし今、
・PIPを導入したいが設計が分からない
・形だけになってしまっている
・どう進めればいいか不安
このような状態であれば、
👉 最初の設計が非常に重要です
杉山事務所では、
・PIPの設計
・運用サポート
・面談の進め方
まで実務ベースで支援しています。
また、実際に現場で使える
👉 「PIPテンプレート」
もご用意しています。
・そのまま使える設計
・面談の流れ
・記録フォーマット
などをまとめたものです。
👉 ご興味のある方は、お問い合わせください
自己流で進めてしまい、
後からトラブルになるケースも少なくありません。
そうなる前に、
👉 「正しい設計」でスタートしませんか?
初回相談では、現状整理と方向性のご提案も可能です。
お気軽にご相談ください。