渋滞・トラブル時はどうする? 現場で困らないための例外ルールまとめ
杉山 晃浩
ここまでお読みいただきありがとうございます。
このシリーズでは、
- 拘束時間
- 上限ルール
- 休息期間
- 運転時間
- 連続運転
と、トラック運送業に必要な基本ルールを解説してきました。
最終回のテーマはこれです。
👉 「例外ルール」
なぜこれが重要かというと、
👉 現場は“例外だらけ”だからです。
■ 現場でよくあること
実際の運送業では、
- 渋滞に巻き込まれる
- 荷待ちが長引く
- 事故で通行止め
- 天候が悪化する
👉 予定どおりにいかないのが普通です。
ではそのとき、
👉 ルールはどうなるのか?
■ 結論:全部OKになるわけではない
ここ、誤解が多いです。
👉「仕方ないからセーフ」
👉 ではありません。
例外として認められるには、
👉 条件があります。
■ 例外が認められるケース
代表的なものです。
① 事故による渋滞
② 災害(大雨・地震など)
③ 車両の故障
④ フェリーの欠航
👉 予測できないトラブル
に限られます。
■ NGになるケース
逆にこれはダメです。
① いつもの渋滞
② 時間に余裕がないスケジュール
③ 荷主都合の待機
④ 無理な配車
👉 最初から想定できるもの
は例外になりません。
■ ここが一番重要
👉 「記録がないと認められない」
これが実務のポイントです。
■ 必ずやるべきこと
例外を使うなら、必須です。
① 何が起きたか書く
② どこで起きたか書く
③ 何時から何時までか書く
👉 運転日報に残す
さらに、
👉 証拠があると強い
- 渋滞情報
- 天気情報
- 故障記録
👉 「言った」ではなく
👉 「証明できる」が重要です。
■ よくある失敗
ここはかなり多いです。
① 記録していない
👉 → 認められない
② 毎回同じ理由を書く
👉 → 疑われる
③ そもそも無理な配車
👉 → 例外が通らない
■ 社労士的に重要な視点
ここはかなり大事です。
👉 例外は“逃げ道”ではない
👉 あくまで一時的な対応
です。
これを常態化すると、
👉 完全に違法になります。
■ そして、ここからが本題です
ここまで読んでいただいた方は、
こう思っているはずです。
👉「ルールはわかった」
👉「でも実際どうやって確認するの?」
その答えがこれです。
■ タコグラフ(タコメーター)
👉 すべてここに出ています。
- 運転時間
- 休憩時間
- 停止時間
👉 全部“記録”されています。
■ なぜ重要なのか?
理由はシンプルです。
👉 証拠になるからです。
- 未払い残業
- 過重労働
- 違反の有無
👉 全部バレます。
■ つまりどういうことか
👉 タコグラフが読めない=管理できない
です。
■ ここまでのゴール
このシリーズの目的はこれです。
👉 「なんとなく管理」から
👉 「説明できる管理」へ
■ ここまでできれば合格です
事務員さんのレベルとして、
① 拘束時間がわかる
② 上限がわかる
③ 休息が見れる
④ 運転時間がわかる
⑤ 連続運転が見れる
👉 ここまでできれば十分です。
■ さらに上を目指すなら
👉 タコグラフを読めるようになること
これができれば、
👉 監督署対応レベル
になります。
■ まとめ
最終回のポイントです。
- 例外は限定的にしか認められない
- 予測できるものはNG
- 記録がないと意味がない
- タコグラフがすべての証拠
- 管理できる事務員が会社を守る
■ 最後に
運送業は、
👉 「人が足りない」
👉 「時間が足りない」
そんな中でも、
👉 ルールは守らなければいけません。
そしてそれを支えるのが、
👉 事務員の力です。
このシリーズが、
👉 現場で使える知識
になれば幸いです。