社労士業務の可能性を広げるヒントを学んだ一日 ― 採用定着研究会5月例会に参加して
杉山 晃浩
先週金曜日、大阪で開催された「採用定着研究会5月例会」に参加してきました。
今回も非常に学びの多い時間となり、改めて「採用」や「定着」というテーマが、単なる求人活動ではなく、経営そのものに深く関わる時代になっていることを実感しました。
第一部では、合資会社オフィススギヤマとアライアンスパートナー契約を締結している朝井利彦先生による講演が行われました。
朝井先生は、タクシー業界を中心とした採用支援をきっかけに、就業規則整備、人事制度構築・運用、助成金申請支援などへ支援領域を広げ、全国的に顧問契約を増やされている先生です。
今回の講演では、
- 採用支援を入り口にした顧問先との関係構築
- 経営者との対話の深め方
- 実際の現場を見ながら提案を行う重要性
- 「制度を作る」だけではなく「運用支援」まで踏み込むこと
など、非常に実践的なお話を聞くことができました。
特に印象的だったのは、「採用の悩み」は単独では存在せず、
- 労働条件
- 評価制度
- 教育体制
- 管理職育成
- 組織風土
- 定着率
- 経営者の考え方
など、会社全体の課題と密接に繋がっているという点です。
社労士として関与する場合も、「手続き」だけではなく、会社全体を見ながら支援していく視点の重要性を改めて感じました。
朝井先生の事務所サイトはこちらです。
朝井社労士法人
また、朝井先生は「地元の3つ星カンパニー」において兵庫県阪神エリアも担当されています。今後ますます活躍が期待される先生です。
第二部では、柏木斉さまを、ノイエ・ジール株式会社の中野宗彦社長がナビゲートする形で、経営に関する貴重なお話を伺うことができました。
柏木さまのリクルート時代のお話はもちろん、中野社長が提唱されている「経営人材会議」の内容とも重なる部分が多く、とても興味深く感じました。
その中でも特に印象に残ったのが、「リクルーター」の存在です。
大企業では、社員が採用活動に関わる「リクルーター制度」は比較的一般的ですが、中小企業ではまだまだ定着しているとは言えません。
しかし、これから人口減少が進み、採用難がさらに深刻化していく中では、
「人事担当者だけで採用する時代」
から、
「会社全体で採用する時代」
へ変わっていくのではないかと感じました。
実際、求職者は求人票だけで会社を選んでいるわけではありません。
- 面接で誰と会ったか
- どんな社員がいるか
- 現場の空気感
- 社員同士の関係性
- 入社後に成長できそうか
こうした“リアルな職場情報”を非常に重視しています。
だからこそ、中小企業においても「リクルーター教育」は今後重要なテーマになっていくと思います。
単に求人広告を出すだけではなく、
「社員が自社の魅力を語れる会社」
をつくっていくことが、採用力向上に繋がっていくのではないでしょうか。
今回の例会では、単なる採用テクニックではなく、
- 経営者との向き合い方
- 現場への入り込み方
- 組織づくり
- 人材育成
- 定着支援
- 経営視点
など、多くの学びを得ることができました。
このような貴重な学びの機会に参加できるのも、私自身が「採用定着士」として活動しているからだと感じています。
社労士、税理士、人材会社など、「人」に関わる仕事をしている方にとって、採用定着士の考え方は非常に参考になる部分が多いと思います。
「採用定着士ってどんな活動をしているのだろう?」
「少し興味がある」
という方は、まずは無料セミナーを覗いてみるのも面白いかもしれません。
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私自身も、今回学んだ内容を今後の顧問先支援にしっかり活かしていきたいと思います。
