採用できない本当の理由 ―中小企業がやるべきは“求人”ではなく“設計”だった
杉山 晃浩
「求人を出しても人が来ない」
「やっと採用してもすぐ辞める」
この相談、ここ数年で本当に増えました。
しかし私は、採用定着士であり特定社会保険労務士として、はっきり言えます。
問題は“求人”ではありません。
問題は、もっと手前にあります。
それが「経営の設計」です。
今回ご紹介する一冊は、まさにその本質を突いています。
■紹介する本はこちら
『あなたの会社を高業績につくり変える
税理士法人グループが導き出した高業績化の企業論』
著者:才木正之先生・小笠原知世先生
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『あなたの会社を高業績につくり変える
税理士法人グループが導き出した高業績化の企業論』
■実はこの本、ただの経営本ではありません
この本の著者の一人、
小笠原知世先生は、私の友人でもあります。
御堂筋税理士法人の税理士であり、パートナーズ株式会社のCOO。
実務・理論・現場、この三拍子がそろった方です。
そして何より——
美人で、頭が良くて、食いしん坊(笑)
冗談のように聞こえるかもしれませんが、これ、結構重要です。
なぜかというと、
「現場感覚があるかどうか」は、食への興味にも出るからです。
経営は“机上の空論”では回りません。
人・お金・現場、このリアルを理解している人の言葉は違います。
この本はまさに、
**現場を知っている人が書いた“使える経営論”**です。
■中小企業が間違えているスタート地点
本書の中で一貫している考え方があります。
それは
**「人材はコストではなく投資である」**という視点です。
言葉としてはよく聞きます。
しかし、実際にできている会社はほとんどありません。
多くの中小企業はこう考えています。
・人を雇うとコストが増える
・教育に時間とお金をかけられない
・とりあえず採用できればOK
この状態で、良い人材が来ると思いますか?
来るわけがありません。
さらに言えば、
来たとしても辞めます。
■採用できない会社の“共通点”
本書を読みながら、私が現場で感じていることと完全に一致したのがここです。
採用できない会社には共通点があります。
それは
「設計がない」ことです。
具体的にはこうです。
・どんな人材が欲しいか曖昧
・給与の考え方が場当たり
・評価制度がない
・育成の仕組みがない
・将来像を語れない
つまり、会社としての“設計図”がない状態です。
これで採用しようとしても、
うまくいくはずがありません。
■「自分が頑張る経営」からの脱却
本書の中で印象的だったのが、
「自分が動く」から「メンバーと共に動く」へ
という考え方です。
中小企業の多くは、社長が一番働いています。
これはある意味、仕方がありません。
しかし、この状態のままだとどうなるか。
・社長が止まると会社も止まる
・人が育たない
・採用しても定着しない
つまり、
“人が集まらない構造”が完成します。
だからこそ必要なのが、
「設計」です。
■採用は“結果”であって“原因”ではない
ここが一番大事です。
採用は結果です。
原因ではありません。
人が来ない原因は、
・会社の魅力が伝わっていない
・そもそも魅力が設計されていない
・働く価値が言語化されていない
ここにあります。
つまり、やるべきことは
求人の改善ではなく、
会社の設計そのものの見直しです。
■では、何から始めればいいのか?
本書では、いくつかの重要なポイントが示されていますが、
私の現場感覚も含めて整理すると、優先順位はこうです。
① どんな会社にしたいか決める
② どんな人材が必要か明確にする
③ その人に合った給与・評価を設計する
④ 育成の仕組みをつくる
⑤ それを外に発信する
この順番を間違えると、全部崩れます。
特に多いのが、
👉いきなり求人
👉いきなり給与アップ
これはほぼ失敗します。
■小笠原先生のすごいところ
最後に少しだけ、個人的な話を。
小笠原先生は、
単なる“数字のプロ”ではありません。
・人の成長を本気で考えている
・経営を仕組みで良くしようとしている
・現場に寄り添っている
だからこそ、
この本の内容に“重み”があります。
そして繰り返しになりますが、
美人で、頭が良くて、よく食べる(笑)
このバランス、最強です。
人として魅力があるからこそ、
言葉に説得力がある。
そんな一冊だと感じました。
■まとめ
採用に悩んでいる経営者の方へ。
もう一度言います。
問題は「求人」ではありません。
問題は「設計」です。
・人が来ない
・辞める
・育たない
この3つが起きている会社は、
ほぼ確実に“設計ミス”です。
この本は、そのズレに気づかせてくれます。
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『あなたの会社を高業績につくり変える
税理士法人グループが導き出した高業績化の企業論』
■最後に
もし、
「自社の設計がズレているかもしれない」
「採用がうまくいかない理由を整理したい」
そう感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。
採用定着士として、そして特定社会保険労務士として、
御社の“設計図”を一緒に見直します。
知らないだけで損をしている会社をなくしたい。
そのために、私はいます。
