メンタル不調で休職していた社員が「復職したい」と言ってきたとき、多くの会社はこう考えます。
「戻ってきてくれるなら助かる」
「人手不足だから早く現場に戻したい」
しかし、この判断。
実はかなり危険です。
なぜなら、復職対応を間違えると、
・すぐに再発して長期離脱
・職場の人間関係が悪化
・労務トラブルや労災リスク
・最悪の場合、会社の責任問題
につながるからです。
そして現実には、
「良かれと思ってやった対応」が失敗の原因になっているケースが非常に多いのです。
今回は、経営者が必ず知っておくべき
「やってはいけない復職対応」を3つに絞って解説します。
とりあえず復職させる
最も多いのがこのケースです。
主治医の診断書に「復職可能」と書いてある。
本人も「大丈夫です」と言っている。
だから復職させる。
一見、問題なさそうに見えますが、ここに大きな落とし穴があります。
それは、
「復職可能=元通り働ける」ではないという点です。
医師の判断はあくまで医療的な視点。
企業が求める「業務遂行能力」とは別物です。
このズレを無視すると、
・業務についていけない
・周囲に負担がかかる
・本人が再び追い詰められる
結果として、再発→再休職→退職
という負のスパイラルに入ります。
特別扱いしすぎる
次に多いのが、配慮のしすぎです。
・仕事を軽くする
・責任を持たせない
・周囲に過度な配慮を求める
もちろん一定の配慮は必要です。
しかし行き過ぎると、
・本人の自己肯定感が下がる
・「自分だけ特別」という孤立感
・周囲の不満が蓄積
という別の問題が生まれます。
重要なのは、
「配慮」と「甘やかし」は違うということです。
復職支援とは、守ることではなく
**“もう一度働ける状態に戻すこと”**です。
現場任せにする
そして最も危険なのがこれです。
復職後の対応を、
・上司に任せる
・現場の判断に委ねる
というケースです。
現場は忙しいですし、専門知識もありません。
結果どうなるかというと、
・対応がバラバラになる
・判断基準が曖昧になる
・トラブルが属人的に発生する
つまり、
「運任せの復職対応」になってしまうのです。
本来、復職対応は
・ルール(就業規則)
・判断基準
・記録
この3つで管理すべき領域です。
なぜ復職対応は失敗するのか
ここまで読んでいただくと分かる通り、
問題の本質はシンプルです。
それは、
「判断基準がないまま進めている」こと
です。
・戻していいのか
・どこまで働かせていいのか
・何に注意すべきか
これが曖昧なまま進めるから、失敗します。
逆に言えば、
👉 判断基準さえあれば、復職対応は安定します
そこで今回ご用意しました
そこで今回、
現場でそのまま使える
「復職可否&再発リスク診断チェックシート」
をご用意しました。
このシートを使うことで、
・復職させていい状態か
・再発リスクがどれくらいあるか
・注意すべきポイントは何か
が一目で分かります。
さらに、
・プルダウン入力で簡単
・自動判定(OK/要注意/NG)
・面談にもそのまま使える
実務に落とし込める内容になっています。
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最後に|復職対応は「会社の責任」です
メンタル不調は、誰にでも起こり得ます。
だからこそ企業には、
・正しく受け入れる責任
・再発を防ぐ責任
・職場を守る責任
があります。
しかし現実には、
「なんとなく」で対応してしまっている会社が多いのも事実です。
その結果、
・人が辞める
・現場が疲弊する
・会社のリスクが高まる
という悪循環が起きています。
復職対応は、
単なる人事対応ではありません。
👉 会社の未来を左右する“経営判断”です。
今回のチェックシートを使って、
ぜひ一度、自社の復職対応を見直してみてください。
もし、
・判断に迷う
・就業規則と連動させたい
・現場で運用できる形にしたい
という場合は、専門家のサポートを入れることで
精度は大きく変わります。
「知らなかった」で損をする会社をなくしたい。
そんな思いで発信しています。
まずはチェックシートから、始めてみてください。