リスキリングを考えよう

杉山 晃浩

最近ようやくリスキリングという言葉が身近になってきているように感じます。

岸田首相の肝いりだろう政策の一つに、「人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コース」が新設されています。

この助成金は、1事業所、1年間、1億円といった、かなり大型の助成金となっています。これだけの予算を投じる政府には、並々ならぬ覚悟があるんだろうなぁと感心しています。

我々中小企業としては、この助成金を使い切らなければ日本の成長はあり得ないと考えています。

助成金を使う、使わないの選択は別として、従業員のリスキリングを推進しなければ、いつまで経っても生産性の低い会社でしかいられません。

生産性が低ければ、高い給与は支払えません。

高い給与体系が維持できなければ、採用ができません。

その先にあるのは、先細って、高齢化が進んだ価値の低い組織だけですね。

M&Aを画策しても、買ってもらえないかもしれません。

そうなる前に、スタッフのリスキリングをする必要があります。

自発的に考えて行動するスタッフばかりであれば、リスキリングの機会とお金だけ準備すれば問題ないですね。

でも、世の中の多くの労働者は、学び直ししようとは思っていません。だから、中小企業の従業員なのです。

 

今回、中小企業の人事担当者、採用担当者をリスキリングするメニューを考え出しました。

社労士をしていると、中小企業、とりわけ規模が小さくなればなるほど、高齢化が進んでいるほど、アナログな世界です。でも、もうアナログでは生き残れません。

労働者を評価する人事担当者、新たな労働者を採用する採用担当者が、採用定着DXの知識とスキルを学ぶことで、中小企業の未来は大きく変わります。

予算があるうちに、この助成金をもらい切りましょう。

ちなみに、杉山事務所以外の学びを取り入れることができれば、かなり大きな金額の助成金を受給できます。しっかり活用してください。

採用定着DX速習コースは、ベーシックコース(12時間/2日)とアドバンスコース(15時間/3日)の2コース準備しています。

助成金の受給額予想は、次の通りです。

例1.ベーシックコース1人受講

助成金目安額:311,520円

例2.アドバンスコース3人受講

助成金目安額:943,200円

社内に知識とスキルを持ち込んでも風化させないためには、複数名での学びが重要です。

ぜひ、採用定着DXと助成金を活用してください。

 

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